将来ハゲたら坊主にしようと思う。でもタイミングをどうしようか迷う話。
『ハゲるかどうかは母方のおじいちゃんを見ればわかるのよ。遺伝だから。』
そんな噂を聞いたことはないだろうか?
研究者の手によって科学的に証明されているのか、それとも誰かが言ったことを面白がったメディアが取り上げただけなのか。
本当のところはわからない。
ところで、僕が小さい頃に亡くなってしまったが、僕の母方の祖父はそれはもう見事にツルツルであった。
ゆで卵のようにピカピカと蛍光灯の光を反射しながら、ちびちびと晩酌をしていたことを、小さいながらに覚えている。
『僕もこうなるのか』
帰省する度に小さな心に傷を負ったことは言うまでもない。
バーコードにして粘るか、
開き直ってボーズにするかは、
『生え際前線』の北上著しい男性にとっては永遠の課題ではないだろうか。
残念ながら僕の生え際前線も順調に北上を続けている。
電車の中やオフィス街で、
バーコードのお父様方の頭部をかいま見る度に、
『あのバーコードはピッと読み取れるのだろうか?』
なんて考えていた幼き頃の考えは無くなり
『僕はいつ坊主にしようか』
と考えるようになった。
ああ、悲しいかな。
さて、前置きが長くなったが、
次回は頭髪に別れを告げて坊主にするタイミングに関して方法を列挙したいと思う。