パキャラボ

◎パラレルキャリアラボ◎ これからの働き方を考える未来研究所

旅とカメラでパラレルキャリアを目指す20代のブログ。シンプル&ミニマルに、人生で本当に必要なものを見つけながらゆる〜く行きていきたい人、カモンッ!!

仕事選びや人間関係に"根拠"は本当に必要か?

Webマガジンのクーリエ・ジャポンにこんな記事があったので紹介します。

courrier.jp

仕事選びや人間関係に"根拠"は本当に必要か?

この記事では筆者が体感したタンザニア人の生活や働き方,仕事観からこれからの働き方を読み解いているんですがこれがまた面白い。

タンザニア人の仕事観

彼らの仕事選びに脈絡はありません。たまたま気の合った仲間がいたとか、すごく居心地がいいという理由で仕事に就きます。さらに家族の都合とか仲間との関係性が変わったとか、何か理由があれば「やーめた、次を探そう」っていう軽妙さを持っているんです。

なかなか日本の人でこういう働き方できる人っていないんじゃないですかね?日本の文化としてまだまだキャリアステップという考え方で数年おきに会社を変える人は多くないと思うんですよ。特に大きい会社であればあるほど「こいつまたすぐ転職するんじゃ?」みたいな見方をされてしまってなかなか就職ができない。そして転職する側もどう社会と関わりを持っていきたくてそのためにはどういうスキルが必要かをよくわかっていない。そもそも仕事ってそういうのじゃなくて一先ず行きていくためのお金を稼ぐ手段だよね。仕事は仕事っすよ。みたいな考え方をしている人が多いのではないかなーと。

今の日本社会は"ひずみ"が生まれている。

でもってこの記事では次のように話が続きます。

職に対する意識はありますよ。ただ一般的にタンザニア人は、プロフェッショナルではなく、ジェネラリストを目指すといわれます。それはリスクを分散するためなんです。

この"リスク分散"と"ジェネラリスト"という言葉に実はヒントがあると僕は思うんです。基本お金のためだけに仕事するのって辛いじゃないですか。やりがいとか達成感とかいう言葉をよく使いますけど,簡単に言うとその仕事を気の合う仲間としてワクワクできないと,人間の脳って思考停止状態(思考のシャットアウト)になってしまうと思うんです。で,ズルズルと好きでもない仕事を何となく続けてしまうというループ。目の前の仕事に没頭して働き方や生き方を考えないほうが簡単だからなのかなぁと思うんですがみなさんはどうでしょうか?

いくつかの生業を持つこと

副業解禁は企業からすれば賛否両論あります。本業がおろそかになったり、首を切られやすくなったりして労働者のためにならないという意見もあります。でも他方で、新しいアイデアが生まれるとか、本人の生きがいになるとか、本業の刺激になるという効果があるのではないかと思います。私が調査している人たちは、常にいままでやってきたいろんな仕事を組み合わせて、新しい仕事をひねり出していますから。

これです。この記事の本質はここ。いきなり好きなことを仕事にするってお金や体力的にかなりしんどい。なにより本業を辞めていきなり起業とか怖いし(笑)そこでおすすめなのが副業やパラレルワークスタイルです。最近では国の方針で副業やパラレルワークがOKになりつつありますから,自分な好きなことをプロジェクトとしてはじめてしまうと良いですよ。コツは「小さく早く好きなことを」ですね。あとは社会人になっても勉強は続けましょう。特にブログやSNSを使ったマーケティングや情報発信の仕方,デザインやちょっとしたプログラミングスキルなんかを身に着けておくと自分でWebやポスターなんか作れるので便利です(僕はデザインとプログラミングをまず勉強しましたがめちゃめちゃ役に立っています)。

仕事(副業)選びや人間関係に"根拠"はいらない

本題に戻ります。本業の仕事に関して根拠をすべて捨ててしまうのは日本社会ではリスキーな気がします。もしこれを読んでいるみなさんが人事担当だとして,志望理由が「フィーリングです」だったらまず落とすじゃないですか(笑)でももっとカジュアルで気楽な副業をはじめるときに限っては特に理由はいらないと思うんです。「何となく好きだから」とか「何となく楽しいから」で全然OK。人間関係もどこかのイベントとかネットで知り合った気の合う人とやってしまってもいいと思うんです。もし上手くいかなかったら辞めて次に行けばいいですし。

まとめと教訓

  1. 本業はすぐに捨ててはいけない
  2. 副業を小さく早く好きなことを選んではじめるのが大切
  3. その時に仕事や人間関係の根拠はいらない
  4. 感覚やフィーリングを大切に