パキャラボ

◎パラレルキャリアラボ◎ これからの働き方を考える未来研究所

旅とカメラでパラレルキャリアを目指す20代のブログ。シンプル&ミニマルに、人生で本当に必要なものを見つけながらゆる〜く行きていきたい人、カモンッ!!

「好きなことを仕事にするべき?」という問いに対する5つのアンサー

最近の働き方セミナーや記事で「好きなことを仕事にしよう」という言葉が踊っているのをよく目にします。でも、それホントですかね?そりゃ日々大量の仕事に追われて家と職場の往復をするより、休日に娯楽でやる趣味でお金を貰えればいいなーなんてみんな思うと思うんですが、実際それでご飯を食べていくってなるとちょっと違ってくると思うんです。今回は趣味のカメラを仕事にした僕が実際の体験を通じて感じた5つの答えをお話したいと思います。

「好きなことを仕事にするべき?」という問いに対する5つのアンサー

好きなことを仕事にして感じるリアルな答え

A1.辛いことや嫌なことも山ほどある,それでもよければ好きなことを仕事にするべき

仕事でやる以上は自分の好きなことだけではなくて,嫌なことや辛いことも沢山あります。急な変更や難しい要望もたくさん出てきますし,働く時間とプライベートの時間の境界がなくなります。例えば僕ならば早朝や夜中でも始終カメラや撮影のことを考えていますし,海外のお客さんから来るメールにも対応をしている生活です。確かに辛いのですが,自分の好きなカメラをするうえで発生することなので,会社員として働いて発生した辛いことよりも当事者意識がありますし,「自分なんのために働いているんだろう?」みたいな気の迷いがいっさいないぶん納得したうえで頑張れるのです。もし本当に厳しいオーダーは自分の裁量で断ることもできますし,代替案を提示して交渉することも出来ます。1つめのアンサーは,「辛いことや嫌なことも山ほどある,それでもよければ好きなことを仕事にするべき」です。

A2.プライベートな時間がなくなる,それでもよければ好きなことを仕事にするべき

正確に言うと,仕事の時間とプライベートな時間の境目がなくなります。つねに仕事のことを考えていますが,苦ではありません。「そんな変態なやつアホやんw」って思う人もいるかと思うんですけど,小さい頃に夢中になったことってやっていて辛くなかったと思うんですよね。お絵かきに夢中になったり,スポーツに没頭したり,遊びに明け暮れたり。始終そのことを考えていたんじゃないかと思うんですが,自分の好きなことなのでそこまで辛くなかったんじゃないなーって。それとおんなじような感覚です。2つめのアンサーは「プライベートな時間(と仕事の時間の境目が無くなる)それでもよければ好きなことを仕事にするべき」です。

A3.やりがいとお金の両立は難しい,それでもよければ好きなことを仕事にするべき

好きなことで食べていくのは正直シンドイことが多いです。詳しくは「バックパッカーからカメラマンになった僕が月に100万円を稼ぐようになって得たものと失ったもの」に書いてあるので読んでみて下さい。体力的・精神的には自分の好きなことをやっているので会社員のように追い詰められたりすることは多くはないのですが,金銭面で困ることは多々ありました。よく右手にソロバン左手にロマンなんて言うことがあるのですが,ソロバン(お金)とロマン(やりたいこと・理想)の両輪をまわさないとうまくいかないんですね。友人から聞いた話なのですが,カフェや雑貨屋さんを開きたいと思っている女性の半分は3年以内にお店をたたんでしまうことが多いそうなんです。というのも,アツい想いを胸にお店を早速開いてみたものの,お金のやりくりやマーケティングが上手く出来ずに資金がつきてしまうことが多いそうなんです。3つめのアンサーは「やりがいとお金の両立は難しい,それでもよければ好きなことを仕事にするべき」です。

A4.ほかのことを諦める必要がある,それでもよければ好きなことを仕事にするべき

好きなことで食べていくのは並大抵の覚悟では出来ないのが現実なんですよね。僕もカメラを仕事にするまでには技術取得と機材を買うために飲み会や遊びには一切いかないようにしました。時間泥棒なテレビも捨てましたしお金と時間の節約,技術習得のためにそれ以外のことを辞めました。人間の覚悟なんて弱いもので,環境を変えない限りそのうち誘惑にのまれてしまうんですよね。「やりたいんだけど時間がない,お金がない」って言ってやらない人はこのパターンの人が残念ながら多いです。何かを辞めないと新しいことはできないんです。例えば英語を話せるようになりたいって言う人結構いるんですけど,じゃあ外国人と話す機会をつくってますか?って聞くとなかなかチャンスがなくて・・・・ってなっちゃうことが多いのです。いまなら無料で英会話のレッスンが受けられるチャンスがあったりしますし,どんどんやってみればいいと思うのです。何事もまず行動です。ちなみにカメラが上手くなりたくて東京近辺にお住まいの方はクックパッドが運営しているカメラのサイタの無料教室に遊びに行ってみると良いですよ。僕は英語でもカメラでも無料の体験講座はとりあえずバンバン受けてみて,考えるタイプなのですが,他のことをいったん辞めてすぐ行動するということは大切な習慣だと実感しています。ということで,4つめのアンサーは「ほかのことを諦める必要がある,それでもよければ好きなことを仕事にするべき」です。

A5.寝食を忘れて没頭できるか,それができるなら好きなことを仕事にするべき

みなさんは小さい頃に好きなことを集中してやっていて「あっもうこんな時間か」ってなった記憶ありますか?その感覚てじつはめちゃ大切だと思うんですよね。好きなことをして生きている人は基本的に年齢よりも若々しいですし,キラキラしています。そういう人にあったときの印象は「少年のようだ」とか「少女のようだ」と感じることが多いんじゃないかと。それってまさに楽しんで時間を忘れて生きているからだと思うんです。んーいいですよね,そういう生き方。会社で好きでもないことをやってると「まだこんな時間か」って何度も時計を見ることのほうが多くなる気がするんですが,なんかそういう生き方さみしいなーと僕は感じます。逆に好きなことを仕事にしたい人,今の会社でもやりがいを感じたい人は,仕事を好きになって没頭できるようになることが絶対条件じゃないですかね。5つめのアンサーは「寝食を忘れて没頭できるか,それができるなら好きなことを仕事にするべき」です。

どうですかね?1つにまとめると,「辛いことは山ほどあるし,プライベートとの境界はなくなるし,なかなかお金を稼げるまでには時間もかかるし,ほかのことを辞める必要もあるし,没頭して仕事する必要があるけど,それでもいいなら好きなことを仕事にするべき」ということになります。こう文章に書いてみるとなんだか脅してるみたいですね(笑)でもこれはぜーんぶ本当のことです。でもやっていて楽しいし,やって良かったと思えるから続いているんだと思います。

いきなり好きなことを仕事にしなくていい

いま働いて,このまま働くのはいやだな,なんで働いているんだろう?と感じている人は間違ってもすぐに仕事はやめない方が良いと思います。何故かと言うと,金銭的に辛くなりますし,仕事を通じて社会とつながっていたのにその糸が切れてしまうと自尊心がなくなってしまうから。少なくとも1年間分の生活費を稼いでからやめましょう。逆にすぐに辞めたほうがいい人は,体や精神が病んでしまってどうしようもない人。この場合は体が壊れるのですぐに辞めるか休職するかしましょう。

好きなことで働きたい人へのアドバイス

じゃあ好きなことを仕事にしたい人はどうすればよいか?僕がおすすめするのは複業・副業スタイルです。会社員やアルバイトで生活のベースになるお金は稼ぎつつ,仕事が終わってからや休日の時間を使って,自分の好きなことを少しずつ形にしていきましょう。最初は無料のボランティアでやってもいいと思います(僕の写真も最初は無料でイベントや結婚式を撮ってあげていたました)。で,少しずつ色んな人に知ってもらって徐々にお金をいただいて行けばよいのです。コツは,「小さく早くはじめること」ですよ^^

まとめ

好きなことを仕事にするには大変なことも多いですが,自分の責任の範囲内で自由度を持って仕事ができるので本当に楽しいです。まずは副業・兼業的に余暇の時間を使って,自分の好きなことを小さく早くはじめてみましょう!なにか聞いてみたいことなどあればなんでもコメントに書き込んでみてくださいね^^

それでは!